古紙は、下記のような形でリサイクルされます。
*ダンボール古紙 → ダンボール箱、紙筒など
*雑誌古紙 → ボール箱、絵本など
*新聞古紙 → 新聞紙、週刊誌、印刷用紙など
*紙パック、コピー紙 → トイレットペーパー、ティッシュペーパーなど
新聞紙と雑誌は同じ「紙」であっても、リサイクルされる時には違う種類のものになることがあります。
リサイクルに共通することは「分別」です。
たとえば新聞古紙としてリサイクルに回す場合、その中に雑誌古紙が混ざったり、紙以外のものが混ざったりしてしまうと、再生紙になった時に紙に色のムラや黒点などが発生してしまい、すべてが使えなくなってしまいます。
~再生紙になるまでの行程について~
企業様やご家庭等から資源回収にご協力をいただいて、分別され出された古紙は、古紙業者に回収され、もう一度チェックをしたのち、古紙梱包機にて品目ごとに成形し、製紙会社に出荷します。
~製紙会社にて再生紙になるまでの行程~
① パルパー ミキサー状の機械に水とインクを剥がしたりパルプを白くする薬品を加えてほぐす
② クリーナー ほぐした原料から重い異物やゴミを取り除き、繊維と分ける
③ スクリーン パルプとは形や大きさが違うものを分離
④ フローテーター パルプ液の中に空気を吹き込んで、泡と一緒にインクを浮かせ、パルプとインクを分離
⑤ クリーナー 異物の除去、漂白
⑥ シックナー 脱水
⑦ ワイヤーパート コンベアの上にパルプ溶液を吹き付け、水を切ってシートを作る
⑧ ドライパート シートを熱いドラムに触れさせて乾かす
⑨ キャレンダー シートの表面を平らにつぶす
⑩ リール シートを巻き取っていく
⑪ リワインダー ユーザーの必要なサイズに巻き直す
このような行程を経て、生まれ変わった再生紙は再び紙製品になります。